歯科用審美性修復材の硫化水素ガスによる変色に関する研究
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概要
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コンポジットレジンやグラスアイオノマーセメントなど歯科用審美性修復材の研究において, 変色についての報告も数多くなされている.しかし, 変色の原因には種々の因子が存在し, これらが複雑に関与しているものと推察され, 実態を明確にするのは困難である.そこで, 本研究では, 複雑多岐にわたる変色の原因を整理する手段として, Paffenbargerらがシリケートセメントの変色試験に用いた硫化水素ガスを使用して, 各種審美性修復材の変色について硫化物形成の点のみから追求した.その結果, グラスアイオノマーセメントおよびシリケートセメントでは大きな色の変化を示したが, コンポジットレジンでは一部を除いてほとんど色の変化を示さなかった.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1983-07-25
著者
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