模型の寸法精度および変形に関する三次元的研究 : 模型外基準設定方式による検討
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概要
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従来, 二次元的な測定方法では正確に把握しえなかった模型の寸法精度および変形について, 三次元座標測定装置を応用し, 三次元的にとらえることを試みた.とくに本実験では, 三次元座標測定用に考案された模型外基準設定方式の標準モデルを使用して, 被印象体の形態および印象材の種類の影響を追求し, 三次元座標測定法の確立の検討を行った.その結果, straight typeおよびtaper typeの模型において, いずれの印象材によってもとくに変形は認められず, 多少寸法精度は異なるものの良好な模型がえられたが, undercut typeの模型において, 側面に印象材の相違による変形が認められた.そして, 模型外基準設定方式による三次元座標測定法は, 模型の寸法精度および変形を測定するには適切な方法であることが認められた.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1985-05-25
著者
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