P-27 ジメタクリレートの重合反応に関する研究(3) : 共重合系について
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概要
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ジメタクリレートを等温バルク重合し、単独重合の際の重合性について検討し、既に報告した^<1)>。今回は、その中のBis-GMA, UDMAを中心に他のジメタクリレートとの共重合について、示差走差熱量計を用いて検討した。その結果、共重合組成物の重合速度、重合率、架橋率、残留モノマー量、ペンダント二重結合量は、両モノマーの中間的な値を示し、Bis-GMAと7種のジメタクリレートとの共重合においては、いずれも重合性の向上が認められ、UDMAは、TrEGDMA, TeEGDMAとの共重合において重合性の向上が認められた。
- 日本歯科理工学会の論文
- 1986-04-01
著者
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