人歯牙象牙質およびエナメル質のねじりにおける動的弾性率
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概要
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ねじれ自由減衰型粘弾性測定装置をもちいて人歯牙象牙質およびエナメル質の動的弾性率を測定した。 象牙質の弾性率は約50∼100℃において,水分の散逸によると思われるわずかな増加がみられた。損失率は約75℃付近にピークが観察された。一方,エナメル質では温度による弾性率および損失率の変化はほとんどなく非常に安定している。60個の歯冠部象牙質試料のずり弾性率の平均は8.70×10^<10>dyn/cm^2であった。同一歯牙における歯冠部象牙質と歯根部象牙質の値に明確な差異はみられなかった。40個のエナメル質試料の値の平均は3.10×10^<11>dyn/cm^2であった。エナメル質は象牙質に比べ約3∼5倍高い弾性率を示し,これは理論値とほぼ一致した。またエナメル質の損失率は象牙質に比べ低い値を示した。 象牙質,エナメル質ともに弾性率の値と歯牙の履歴(性別,年齢,部位)との間に明確な相関はみられなかった。
- 1989-12-25
著者
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