連続携帯式腹膜透析(CAPD)療法と社会復帰に関する研究
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概要
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"慢性腎不全で連続携帯式腹膜透析(CAPD)療法を行いながら社会復帰を希望する患者は,HD療法よりもCAPD療法を選択する割合が高いことが明らかになっている.しかし,CAPD療法を行いながら社会復帰した患者自身の言葉で実態を語ったものは少なく,生活と治療の状況がわかりにくい.そこで今回CAPD療法を行いながら仕事をしている7人の患者に面接調査を行った.社会復帰している患者の仕事や日常生活の状況,治療における自己管理の実態を明らかにすることが目的である. 調査の結果は以下の通りであった. 対象者7人ともCAPD療法を選択したのは仕事がしたいという気持からであった.したがって自分の病気や治療,必要な知識や技術についてよく理解しており,きちんと自己管理が出来ていることが認められた.職場では,4人が現場の仕事からデスクワークに変更となり,体力的にきつくても今まで通り慣れた仕事がいい,という両者に分かれた.職場では,皆が協力的で,ほとんどの人が,できるだけ定年まで働きたいと考えていることがわかった."
- 川崎医療福祉大学の論文
著者
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