手の動きの最小化を図った"レバースクロール"の提案(セッション3: バリアフリー, <特集>高齢者/子どものためのインタフェースおよび一般)
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概要
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現在, 多くの携帯情報端末に用いられるペン入力操作は, 従来のマウス入力操作を基にしたものがそのまま流用され, "手が疲れやすい"問題が発生する.そこで本研究では, スクロール機能に着目し, 手の動きの最小化を図った"レバースクロール"を提案している.これは内円と外円で構成されており, ジョイスティックのような操作感覚でコンテンツをスクロールできる.全方向へのスクロールとスクロールスピードの調整を特徴としている.レバースクロールと伝統的なスクロールバーとの比較実験を行った結果, 本機能は全方向のスクロールタスクと手の疲労度において従来のスクロールバーより有効であることを確認した.また, 水平方向のスクロールタスクは垂直方向より顕著に手が疲れにくく, 使いやすいとの意見が多かった.
- 2005-11-17
著者
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