情緒推定のための発話文の文末表現の分類(分類, ブログ)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
情緒をどのようにモデル化してその状況をどう記述するかということは, 発話文に対する話し手の情緒を理解してスムーズなコミュニケーションを図るシステムの構築において重要な問題である.本研究では文末表現に着目した情緒推定法を提案する.従来, 感情を表す動詞・形容詞を既にカテゴリー分けしておきその出現で発話文の情緒を推定している場合が多いが, 文末表現では文脈に対してゆれが少なく話し手の態度が確度高くとれる期待がある.そこで文末に注目して, その表層表現とその役割について分析し, IRC(Internet Relay Chat)の会話ログを用いて検討を行った.その結果, 文末表現には多義が見られるが, 情緒推定の手がかりとして比較的状況に依存せず, 得られる情緒の揺れも少ないことが分かった.
- 2005-11-21
著者
関連論文
- 文芸テキストを対象とした事象抽出に関する研究(自然言語処理,人工知能分野における博士論文)
- 情緒推定のための発話文の文末表現の分類(分類, ブログ)
- 整合性を考慮した物語要約システムの構築
- 日本語のガ格に対する副助詞「は」の使用の推定