時間依存密度行列理論による原子核の集団運動へのアプローチ(最近の研究から)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
平均場理論の時間依存ハートリー・フォック近似を粒子相関を含むように拡張した時間依存密度行列理論(TDDM)を紹介する.また, TDDMとBCS理論や準粒子乱雑位相近似などの対相関理論との関係も説明する.酸素の不安定同位体^<20>Oおよび^<22>Oの原子核の基底状態と四重極状態に対する最近の計算例を紹介し, TDDMが原子核構造の研究に適用可能であることを示す.また, 対相関理論に基づく計算結果との定量的な比較も行う.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2006-01-05