QCDと弦理論 : 重力理論によるハドロン物理の理解を目指して(最近の研究から)
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概要
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ゲージ理論の非摂動効果を理解する道具として, 弦理論を用いる手法が最近注目されています.マルダセナによるAdS/CFT対応の発見以来, この手法をQCDなどより現実的なモデルに適用する試みが精力的になされてきました.本記事では質量のないクォークを含むQCDに対応する弦理論のモデルを提案します.そしてこれから様々なハドロン物理の現象が導かれること, またこのモデルの持つ問題点などを議論します.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2005-11-05