財政的視点から見た医療問題(経済学部創設100周年記念特輯)
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概要
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一連の構造改革論議の中で、社会保障改革も大きなテーマとしてとりあげられている。2004年は、年金制度について、給付の抑制と保険料の引上げからなる改正法案が成立したが、医療と介護という二つの課題が残されているままである。介護保険制度は2000年度から開始されたものであり、比較的新しい問題であるのに対して、医療については、その拡大が常に指摘され、医療費抑制を目指した改革も幾度となく実施されてきた。本稿では、日本の医療費の動向と医療改革の経緯、OECDの統計に基づく国際比較を見た後、高齢者を対象として行ったアンケート調査の結果も参考にしながら、高齢者医療費の抑制と適切な財源確保のありかたについて検討する。
- 関西大学の論文
- 2004-11-11
著者
関連論文
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