イギリスの失業救済と失業統計 : 請求者登録統計の原型の形成
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概要
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イギリスでは、失業救済の諸施策、失業保険等の社会保障の諸施策との関係で、請求者登録統計が形成、発展し1911年の国家の強制的失業保険法の成立をもって、その原型が確立した。 20世紀初頭には、周期的恐慌によって都市の労働能力者の失業と不完全就業が集積しその対策として失業救済の関連法が制定された。本橋では、失業保険法成立の前期を対象に、労働組合の失業給付、1905年の失業労働者法、1909年の職業紹介所法を考察し請求者登録統計の基礎にある失業給付の対象、給付の諸条件の規定を検討し失業救済と請求者登録統計の原型の形成とその基本的概念と方法を考察した。
- 2004-06-15
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