中国都市住民の日常生活における活動空間 : 蘭州市を例として
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概要
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本研究は,甘粛省蘭州市民に対して実施した活動日誌調査の結果を中心に,中国都市住民の日常生活の全休像や生活活動空間の基本的な構造を明らかにしようとしたものである。中国の都市住民は,勤務や余暇,買物などの単一目的で1日に数回外出する行動パターンを持ち,多目的行動が少ないという独特の生活デイリー・リズムをもつ。平日の生活活動空間は,自区内就業者や非通勤者と自区外への遠距離通勤者の間では差異が大きい。前者に属する多くの作民は,「単位」を中心とする近隣地区内で円常生活活動空間を完結しているのに対して,後者に属する少数の住民は居住地区から職場がある中心部あるいは郊外へ活動空間を広げている。また休日には,自宅を中心に近隣地区内で生活活動空間を展開する人が多いのが特徴である。
著者
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