MPEGにおけるスケーラブルビデオ符号化の標準化動向(チュートリアル)
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概要
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動画データの解像度・フレームレート・ビットレートの変換をデータの一部の削除だけで実現するスケーラブルビデオ符号化(SVC)は、発達するマルチメディア環境における重要技術と考えられている。MPEGとVCEGは、H.264/AVCの拡張ッールとしてSVCの標準化を進めている。SVCで加えられたッールとして、時間方向にサブバンド分割を行うMotion Compensated Temporal FilteringとBitplane符号化がある。現行のSVCは、H.264と比較して演算量と所要メモリが増加するが、同等の符号化性能を持つ。MPEGでは2006年の規格化に向け、更なる性能改善、実利用に伴う機能追加の検討が行われている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-03-10
著者
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