列車統合管理システムのソフトウェアプロダクトライン(一般セッション(2))
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概要
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列車統合管理システム(Train Integrated Management Systems, TIMS)は冗長構成の分散監視制御システムで, 営業運転中でもシステムの構成が変更される.本論文では, 以下の特徴を持つTIMSのソフトウェアプロダクトライン化手法を提案する.(1)冗長構成、かつ、動的再構成に容易に対応可能な列車および機器の構成方式を持つ.(2)冗長系システムの無矛盾性を実現するためのソフトウェアアーキテクチャを持つ.(3)制御ソフトウェアモジュールの入出力から通信と機器の配置などを隠蔽したデータアクセス機構により, 制御ソフトウェアモジュールが機器の配置と個数の影響を受けない.(4)設計支援ツールにより, 通信パケットのデータフォーマット, 制御ソフトウェアモジュールの配置とデータ参照に関するプログラムの生成が可能である.以上により, 制御ソフトウェアモジュールの再利用性を高めるとともに, 動的なシステム再構成に容易に対応できる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-03-17
著者
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