CD-ROM版オックスフォード英語大辞典(第2版)とハイパーテキストの世界
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概要
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CD-ROM版Oxford English Dictionary第2版はその圧倒的な情報量と改良されたユーザーインターフェイスによって、先行する1933年版の12巻本のOxford English DictionaryのCD-ROM版に比べて格段の進歩を示している。しかし、実際に使い込んでみると、細かな点では改良の余地を残していることが分かる。我が国ではOEDは研究者による利用が中心のようであるが、第2版のCD-ROM化によって、英語教育現場での聞き取り訓練や英作文など、これまで利用される機会の少なかった領域でも有効であることが認められる。また、特にハイパーテキストとして見た場合には、その閉鎖性、固定性によって、ハイパーテキスト本来の可能性が発揮できない状態であり、今後の改良が望まれる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-01-13