絵画と平面画像ディスプレイ
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概要
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絵画のような静止画とTV画像のような動画には映像感覚の上で大きな相違はあるが,絵画を鑑賞・検討することは映像表示技術向上のためにも役立つものと思われる.今に残る世界の名画は,いずれも巨匠達が精根を傾けて描いたものであり,彼等はそれ等を最も美しく躍動的に見えるようにいろいろ工夫して来たに違いないからである.ここでは,世界の美術館より集めた幾つかの絵画スライドを下に,これ等の絵画のアスペクト比と臨場感,コントラスト比,階調と輪郭強調,色,画像の忠実度,立体視その他を中心に検討し,平面画像ディスプレイ研究の参考にしてみたい.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-07-09