人間の評価モデルにおける評価要素の選択に関する一手法
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概要
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この論文ではファジィ測度・積分を用いた評価モデルで、評価要素が2つ以上の集合間の関係を考慮して、その要素の集合が評価にとって必要かどうかを検討する方法を提案する。結合要素は構成要素からなるとして本論文では、ファジィ測度が優加法性になるような結合要素を選ぶのではなく、結合要素のファジィ測度の優加法性の可能性が高くなるような構成要素を選ぶことに注目している。そのため本手法では、構成要素のファジィ測度から結合要素のファジィ測度までの増加度、その平均値である平均的増加度、平均的増加度と要素の重要度であるファジィ測度を考慮した必要度を定義し、相対的な必要度を用いて評価に必要な要素を選んでいる。そして、本手法を食堂の評価、木の強さの評価に応用し、従来の手法と比較検討した。その結果、本手法では評価要素の数を限定したときでも評価に必要な要素を選択できることがわかり、その有用性が確認された。
- 日本知能情報ファジィ学会の論文
- 1997-12-15
著者
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