マルチメディア通信に向けた将来ビジョンと技術課題
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概要
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マルチメディア通信の実現に向けて将来ビジョンと技術課題を述べる.まず,メディア符号化とネットワーク性能との関係を示し,高圧縮符号化技術とメディア構造化技術が,経済化の観点から重要であることを述べる.構造化の例として,ISDNカラオケ,キャッチビジョンについて説明する.次に,シームレス化技術が人間の生産活動支援の観点から重要であることを述べる.例として,クリアボード,多視線一致撮像表示システム,音像定位通信システムについて説明する.最後に,マルチメディア通信により変革がもたらされることが期待される実作業として,協調作業,遠隔モニタリング,情報提供サービスについて考察する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-06-18