演繹オブジェクト指向に基づくジャズピアノ知識ベースシステムの試作
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概要
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本論文では,ジャズピアノの知識を演繹オブジェクト指向の枠組みに基づいて形式化する手法について述べる.さらに試作したプロトタイプシステムに関する実験結果についても述べる.本研究の動機は音楽知識を形式的に表現する手法を開発することである.さらにその手法の有効性を確認するために知識ベースを構築する.本研究はジャズのソロピアニストの知識活動に焦点を置き、表現力、柔軟性、理論的な基礎において優れている演繹オブジェクト指向(DOO)の枠組みを採用する.研究の出発点として,あるジャズピアニストのソロの実演の譜面とそれに対する注釈を提示する.その中では、様々な音楽概念、例えば1音、和音、和音名などが現れ、相互に関連付けられている.DOOの手法に従い、それら音楽的概念の表現を1つ1つ検討していく.本手法の利点を示すために、現在制作中の試験システムにおけるサンプルセッションの様子を示す.
- 1995-07-21
著者
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