環境適応性を考慮した空調機器制御法と冷蔵機器故障予測法の研究
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概要
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本研究では、機種・設置場所・周辺温度などの環境条件が多様で、その運転特性が環境条件の影響を受けるという特徴を有している空調機器と冷蔵機器を対象に、その様々な設置環境条件に適応できる技術の検討を進めた。本論文の構成は以下の通りである。第2章)パッケージエアコンの冷媒制御にファジィ制御技術を適用し、多様な環境条件下で冷暖房能力と制御安定度の向上を実現した所究、第3章)そのファジィ冷媒制御技術の環境適応力をさらに向上させるため、ルックアップテーブル方式ファジィ制御に関して、ニューラルネットワークを利用したオートチューニング方法の検討を進めた研究、第4章)正常時の運転特性にばらつきのある冷凍・冷蔵ショーケースにおいて、ばらつきに影響されずに運転状態の悪化を早期に検知する故障予測技術の研究、以上三つの研究アプローチについて述べている。本研究により、製品に搭載できる実用化可能な技術の開発ができた。
- 日本知能情報ファジィ学会の論文
- 2000-06-15