Comonotonically Additive Functionals on Locally Compact Spaces
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概要
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ファジィ測度に関するChoquet積分は単調性と共単調加法性を基本的性質としてもつ可測関数を定義域とする汎関数である.逆に単調性と共単調加法性をもつ可測関数を定義域とする汎関数はファジィ測度に関するChoquet積分で表現できることが知られている.そこで本論文では定義域が可測関数より小さいとき-具体的にはコンパクトな台を持つ連続関数全体-これらの性質を持つ汎関数がChoquet積分で表現されうるかという問題を扱っている。第1章:序論, 第2章:準備, 第3章:正則ファジィ測度, 第4章:表現定理, 第5章:有界性とε-対称性, 第6章:拡張とその表現, 第7章:結論, の7つの章からなり, 上記の問題の解答として, 汎関数Iの定義域がコンパクトな台を持つ非負連続関数全体の場合1つのChoquet積分として表現され, 負の値も取りうる一般のコンパクトな台を持つ連続関数全体の場合2つのChoquet積分の差として表現されることを証明している.
- 1998-10-15