遠隔医療・ホームセキュリティの現状の課題と将来展望
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概要
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ホームセキュリティと遠隔医療は、いずれも専門家の知識を中央に集約した、利用者との間での人&情報を介したプロセスによるサービスである。ホームセキュリティは、センサと通信回線による火災や泥棒の監視と緊急対処員の派遣を基本に、老齢者の身体異常向け緊急対応、健康相談、ホームバンキングやホームショッピング等、多彩なホームサービスを付加して提供している。遠隔医療には、MRI/CT画像を通信回線経由で伝送して専門医が読影する遠隔医用画像診断支援と、在宅患者の心電図・血圧・血中酸素飽和度等を測定、記録して、様態管理するものがある。これらサービスの中核は、医師や警備の管制員等の専門知識を集約して活用する運用方式をITの上に構築することにあり、通信サービスの性能・品質向上や低価格化が、その向上に直結する。21世紀の情報通信には、通信容量・通信速度・遅延時間・チャネル数・通信の優先度等の基本的性能の向上、有線移動を問わない融合的な通信、高度な通信のホームユーザーへの普及が期待される。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-11-09
著者
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