WWW上におけるグループウェアセキュリティの実現 : 情報コンテンツに内包するキーの埋め込み
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本報告は、WWW (World Wide Web)の機能を拡張し、小槻模のセキュリティ機能をグループウェア的応用に追加を試みたものである。従来のセキュリティ技術は、セキュリティの意識を利用者に認識させる方法をとっている。これはデータ漏洩の防止になる一方、第三者(管理者、監査機関)が介在する。小規模の協調作業では作業の妨げになる。本研究では、利用者が作成するコンテンツ自身に別情報を内包させる。従来の方法と組み合わせても利用者に影響はあまりない。また、情報の流出においても、コンテンツ自身がもつ暗号キーを取り出すことで、流出経路、作成者の所在をつきとめることが可能となる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-01-25