「受付システム」を対象にした擬人化エージェントを用いた対話方式の検討
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概要
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人間に代わって, オフィスなどで来訪者の応対を行う擬人化エージェントインタフェースシステムを開発している.筆者らは, 人間にとって真に直観的な対話方式でコンピュータと人間の対話が成立することを目指していおり, その一環として, 「受付システム」の擬人化エージェントとユーザの対話を観察し, これをベースにした問題点抽出, 改善案の提案を試みた.結果として得られた問題点は, エージェントを構成する技術的問題(音声認識精度など)であったが, 本研究ではこれらの技術的課題をエージェントだけの問題としてではなく, ユーザとエージェント間のインタラクションの問題として捉えた.その結果, ユーザの行動を目的達成可能な方向に誘導することで, この問題を解決できる可能性を示すことができた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-01-17