ビデオリモコンのユーザーのメンタルモデルに関する考察
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概要
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最近の家電製品は多機能化が進んだが操作が複雑になり多くの機能が使われずにいる. この原因の一つとして, 設計者が意図した製品と, ユーザーが実際に使いやすいと思う製品との間にギャップがあるためと考えられる. 上記の問題を解決する第一歩として,家電製品の中で操作がわかりにくいとされるビデオリモコンを用い, ユーザーのメンタルモデルを把握することにした. 研究ではアンケート調査により, ボタン配置におけるメンタルモデルの形成を仮定し, 次に視線検出法を用いて検証した. 今回の実験結果から以下のことが観察, 考察できた. 1)操作ミスを誘発する認知ギャップ 2)機能とボタン形状の類推傾向 3)認知・判断のもとになるボタンの存在性 最後にこの研究方法のHI開発への応用可能性を検討する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-12
著者
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