入力スライシングによる作業再実行
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概要
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繰り返し作業の自動化は、作業全体の効率化にとって重要である。我々は、利用者依存度が高く、寿命が短い繰り返し作業を自動化する手法であるGIO法を開発し、デバッガを対象としてプロトタイプを作成した。簡単に言うならば、GIO法は、再実行したい作業を指定すると、それに関連する入力が自動的に全て再入力されるように拡張されたヒストリ機能である。再実行の対象とする作業は、かつてそれが達成された直前に行われた入力あるいは出力によって表現される。関連する入力は、入力スライシングと名付けられた手法によりヒストリより抽出される。GIO法は、一度達成された作業を少ないコストで再実行することができるという利点を持つ。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-06