学習対象の性質解析による学習アルゴリズムの研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、さまざまな学習アルゴリズムが用いられるようになってきたが、学習アルゴリズムと学習対象の性質とが合わないと効果的な学習ができない。そこで本研究では、学習アルゴリズムで利用する学習対象の性質の測定と解析を行った。一つ目として、遺伝的アルゴリズムにおける巡回セールスマン問題の性質を、近傍構造とモジュール構造の面から測定した。二つ目に、山登り学習における動作学習ロボットの性質を荷重と評価値空間を測定し、ウェーブレッド解析を行った。その結果、(1)遺伝子コード化方式と近傍構造の関係(2)遺伝子長とモジュール構造の関係(3)ロボットの動作と不連続性の関係に関する測定値が得られた。このような方法により、学習アルゴリズムの理解が深まると考えている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-10-07