「流れにおける物理モデルインタフェイス」 : 水理解析への一考察
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概要
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水理解析は基礎方程式の決定基礎方程式から差分方程式への変換方法、差分方程式から数値シミュレーションへ展開する方法であり、この数学モデルでは従来の数値シミュレーションの枠を出ない。そこで、水系モデル水理モデル数値シミュレーションを1つの河川についての'モデル'と考え、流下方向の流れを流体作用素の挙動モデルとし、ダイナミックシミュレーションを指向した。汎用的にする為に'概念'と'構造'を持つ数学モデルを考えたが数学モデルには限界がある。そこで、この問題を解決する為の第1段階として(1)物理現象 (2)モデル の2つに着眼する。tとt+ΔtのモデルをGUI(グラフィックス・インタフェイスの略)として入力し、tとt+Δtの2つのモデルの積の自己相関を取り、その結果対応する流れの状態をあらかじめ定義していたコンポーネントで照合し判定する方法を提案する。氾濫流の流れも数値シミュレーションせずに直接物理現象で表現出来れば、その挙動特性も表現出来るかも知れない。本物理モデルインタフェイスは(1)モデリング (2)個々の流れ (3)個々の流れの統合の構造を持ち、流れの遷移、(1)層流 (2)境界流 (3)乱流 (4)氾濫流 に着目し、「流れにおける物理モデルインタフェイス」水理解析への一考察として述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-24
著者
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