形状情報付き空間階層符号化方式の符号化効率、及びアプリケーションの検討
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概要
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MPEG4 visual Version1, ISO/IEC14496-2では、符号化を行うツールとして形状情報符号化法、空間階層符号化法、及びその他の符号方法等が規定されている。ここで、形状情報符号化方式とは輝度情報、色差情報に加え、クロマキー等によって切り出した物体の形状情報を符号化するための符号化方法であり、画像をオブジェクト単位で取り扱う場合に用いられる。また空間階層符号化方式は、画像を複数の解像度に分割し伝送を行う符号化方式である。MEPG4 version1ではこれらの符号化方式は独立したツールとして規定されており、形状符号化方式と空間階層符号化方式の両方を用いての符号化方法はMPEG4 version2にて標準化が行われている。本稿では、形状符号化方式及び空間符号化方式の両符号化方式を適用した場合の符号化方法を紹介すると共に、その符号化効率及び想定されるアプリケーションについて解説する。
- 1999-06-04
著者
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加藤 慎也
ソニー株式会社ホームネットワークカンパニーホームネット研究所
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名雲 武文
ソニー株式会社ホームネットワークカンパニーホームネット研究所
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矢ケ崎 陽一
ソニー株式会社ホームネットワークカンパニーホームネット研究所