MPEG-4の動向
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概要
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MPEG-4は, 単純に高圧縮を目指した従来のマルチメディア符号化と異なり, オブジェクトベースの符号化を採用することによって, 新しいインタラクティビティの実現を目指している.符号化の対象は自然画像や自然音響だけでなく, 合成画像や合成音声も含まれる.さらに複数のオブジェクトを自由に操作して合成, 表示することができる.また, モバイルアプリケーションを意識して誤り耐性が強化されている点も従来にない特徴である.MPEG-4東京会合(98/3/16-20)から2ヵ月後に, 各パートのFCD(Final Committee Daft)が作成され, これからFCD投票に移行するところである.本稿では, 来年にバージョン1の標準化作業が終了する予定であるMPEG-4の動向について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-06-05