音楽学者がインターネットとつき合わずにすむ方法? : 音楽学と情報処理の関わりを中心に
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概要
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情報処理や情報理論は音楽の研究にとって、特にその分析にあたって、有効な手だてであり、まだ興味深いデータを提供してくれることが知られています。しかし、それらの音楽学における位置付けは、残念ながら、まだ充分なされているとは言えません。音楽学と情報処理工学との、それぞれの音楽研究分野を横断する「情報交換」が少ないのも、皮肉な状況です。この発表では、音楽学研究者を取り巻く環境が学際的な研究の進展を妨げていることを指摘しつつ、これまでの研究成果を踏まえて現状を紹介し、さらにインターネット利用の可能性など、これからの展望を検討します。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-10-21