コーパスから自動抽出した表現パターンを用いる日本語文生成
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概要
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音声翻訳において、原言語と目的言語の双方の換言処理を行うことで変換処理の負荷を最小限にしようという試みがなされている。そこで、本稿では、目的言語の換言処理として、訳語選択、単語の並び替え、削除および補完の必要な入力を、単言語コーパスから取得したパターン用いて自然な文にする方法を提案する。本手法では、プレインなテキストコーパスからパターンを自動的に取得し、それらのパターンを用いて、入力に近く自然な文であると判断した文を生成する。提案手法の有効性を確かめるために実験システムを構築し、評価実験を行った。その結果、入力全体の57〜77%の文について効果があることが分かった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-03-04