『未知語の復元』 : 誤打鍵特性利用による語の絞り込み効果について
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概要
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日本語入力についてはQWERTY配列キーボードからローマ字かな漢変換を通して入力されることが最も一般的な方法として普及し定着したようである.しかしキーボードを使用した入力にはミスタイプ(誤打鍵)が必ず付随し,我々は形態素解析以降の処理が行えず何度も再入力を強いられている事が多い.このようなミスタイプを救う手段として英語ではスペルチェッカ・コレクタの実用化が進んでいるが,日本語に関して言えばそうでもない.そこで本研究では,日本語でのスペルコレクタの可能性を探る.そして従来は習熟度の問題とされていたミスタイプを積極的に利用することを考える.本稿では,ミスタイプ未知語の復元に一致法を適用し,誤打鍵特性利用の有無による効果について報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-01-20