要求定義法の教育 : 情報システム学の新しいパラダイムを求めて
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概要
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情報システムの開発における最も重要なテーマの一つが要求定義である。それにも関わらず、このテーマを対象とする要求工学の研究は健全な状態にはない。それは、要求工学が重要であるという共通な認識が産業界や学会に欠けているためではない。それは、要求工学の研究者と実務家との間に、協力体制を作り出し維持することが極度に困難であるためである。この現状認識から自動的に導かれる当面の研究方針は、研究者と実務家との間の協力体制を作るための研究と要求工学の研究とを同時に走らせることである。この論文では、このような新しい研究の概念と、その概念に基づいて研究を進めるための知的インフラストラクチャー"SINPL-MEGANET"を提案し、それに基づいたケーススタディの結果を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-05-16