官庁システム開発上の特徴
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概要
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中央省庁の情報システムは、国民への行政サービスの向上の目的から開発されてきた。直接、国民が利用するサービスも、省庁内部で連用するシステムも、目的は国民に早く、正確に、効率的に行政サービスが執行されるために導入されている。一方、官庁業務のほとんどは法律・政省令等に規定されているから情報システム機能もこれを連守しなければならない。また、システム開発後も制度改正等が多くあり、システムが複雑になっている。さらに、官庁システムは大規模であるだけでなく、採用する技術も国が率先垂範する必要があり、国際・国内標準や先進性を重視している。このような大規模システムを効率的に開発するために、各省庁の情報部門に情報通信・情報処理産業界が協力する形で官庁システムは構築されている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-01-16