職場における電子メールの活用状況
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
職場における電子メール等の利用状況を調査したところ, 約9割の職員が利用しており, そのうち発信後3日以内に開封した職員は9割と, LANパソコンが一人一台となる前と比較し, 利用者が大幅に増加した. 電子掲示板の閲覧状況をみると, 最も多いもので全職員の約6割, 平均的な閲覧者数が約5割, 3日以内の閲覧者数が約3割と, 電子メールの利用率より, 低くなっている. しかし, この職場では, 電子掲示板を「お知らせ」「意見・提案」に分け, 前者では, 従来書類で配布回覧していたものを掲示することにより, 情報入手タイミングを均等化するとともに, ペーパーレス化の一助ともなっている. 後者では, 一部の職員の意見しか聞けなかったもの, あるいは情報が一定のルートを通じてしか入手できなかったものが, 上下関係なしに意見の交換が可能となっている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-26