生ごみコンポストの高速化と臭気発生抑制のための放線菌の添加効果
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概要
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放線菌添加による生ごみコンポスト化の高速化と臭気発生抑制の効果を調べるために, 4種類の供試材料を用いてコンポスト化実験を行った.4種類の供試材料として, 放線菌種菌を添加した破砕生ごみ(Run D)の他に, 無調整の破砕生ごみ(Run A), 乾燥とpH調整した破砕生ごみ(Run B), ノコクズ混合とpH調整した破砕生ごみ(Run C)を対照とした.コンポスト化実験は各供試材料を高さ約450mmに堆積し, 自然通気とスコップでの切り返しを13日間行った.Run Dは他の3条件に比較して早い2日後に高温発酵へ移行し, 実験期間における酢酸量が最低であり, その他の低級脂肪酸濃度やアンモニアガス濃度の最大の出現時期が早いことがわかった.この結果から, 放線菌そのものあるいは種菌調製資材により, 生ごみコンポスト化の高速化と臭気発生抑制の効果が達成できることがわかった.
- 2001-06-25
著者
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