大腸菌におけるホ乳類Cytochrome P450 活性酵素タンパク質の発現
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概要
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大腸菌を利用した異種タンパク質の発現は広く様々な分野で利用されており, ホ乳動物の生命の維持に必要な多くのcytochrome P450(P450)が酵素活性を有するタンパク質としてすでに大腸菌内で発現されている.しかし, 重要であるが発現の困難な, あるいは極度に低いレベルでしか発現できないP450もあり, これらのP450はこれといった発現の糸口さえもつかめないままに残されている.そこで本稿では, これまでの発現の例を比較し, 我々の経験と併せて, 酵素活性を有するP450を大腸菌内で発現する際の考え方を整理し, これまで発現が困難であったP450を発現するための方法を提示する.
- 社団法人日本生物工学会の論文
- 2000-03-25
著者
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香川 憲夫
Vanderbilt大・医
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香川 憲夫
Dept.of Biochemistry Vanderbilt University School Of Medicine
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草野 一富
Vanderbilt University School of Medicine
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〓中 泰樹
大阪大学医学部保健学科
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草野 一富
Vanderbilt University School Of Medicine:(現)エーザイ(株)薬理安全衛生研究所
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〓中 泰樹
大阪大学医学部保健学科:(現)甲子園大学栄養学部
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