Twisted GFSR乱数のラティス構造について
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概要
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高精度モンテカルロ計算で現在広く用いられている乱数生成法にシフトレジスター系列に基づく方法がある.この方法は非常に長い周期の系列を効率的に生成できるという長所をもっている.この方法は詳しく分類すると,Tausworthe法,GFSR法,Twisted GFSR法という3通りの方法に分けられる.ここでは,これらの方式により生成される乱数列すべてが有限体上の多項式演算に関するラティス構造を持つ事を示す.さらに,その事実が一様分布の解析に非常に役立つことも示す.最後に,Twisted GFSR法による乱数列は,常に高次元における一様分布が非常に悪いことを証明する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-06-18
著者
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