クラスタ分析を用いたプログラム構造解析の一手法
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概要
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プログラムからその構造や設計レベルの情報を獲得するために,クラスタ分析を適用した解析手法について述べる.この手法では,モジュール内の外部参照の出現という事象に注目して,情報隠蔽の尺度をエントロピーの概念で表現した類似性測度を定義した.その結果,同じ外部参照を共有する性質を持つモジュールのクラスタの階層的樹形図と,外部参照同士がモジュールで同時に出現する事象に基づくタイプや大域変数等のクラスタの階層的樹形図を得た.本手法を実現するツールと,その実行結果を示す.そして,これらのクラスタ樹形図の有用性について議論する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-11-30