階層化を考慮したオブジェクト交信図
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概要
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階層化したオブジェクト交信図と,ユーザーがそれらを用いてシステムモデルを容易に理解するためのガイド機構について述べる.従来の交信図では,視点や階層構造という概念はほとんど考慮されていなかった.このため,大規模で入り組んだシステムでは,その表示が複雑となり,ユーザーは必要な情報を容易に得られなかった.そこで,彼らの視点から彼らの求める抽象度で情報が得られるように,オブジェクトの2種類のスコープ(直接メッセージ送信可能な世界)を交信図の表示単位とし,それらをインタラクティブに切り替えられるようにした.本稿では,そのスコープの定義および機能実現に関するガイド機構の構造・振る舞いについて述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-07-08