不完全多次元データベースにおける集約可能性
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概要
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データベースによる意思志決定支援の有力な手法の一つにOLAPがある.しかし, データがある種の条件を満足していなければ, 集約計算の結果として得られる解が正しくない, すなわち集約計算が可能でないことがあり, 現状のOLAPではそのような場合を扱うことが困難である.本研究では広く普及したOLAPツールである多次元データベースにおいて集約可能性問題を定式化する.この定式化は多次元データベースが不完全な情報, 具体的には未知の値を扱うことを許しているという点で先行研究の拡張になっている.さらに集約計算が正しい解をもたらすための必要十分条件を求める.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-01-24