データベースとインターネットアプリケーションの連携に関する試み
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概要
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インターネット上の情報検索ツールとしてのWWW(World Wide Web)が注目されている。WWWはネットワークで利用可能なサービス全体を単一の巨大なハイパーテキストと考え、様々なアプリケーションを統一された操作性で利用できる分散ハイパーテキストシステムである。しかしながらWWWサーバはクライアントからの要求に対して保存されているデータを渡すだけの単純なものであり、それに認証機能が追加された経緯がある。すなわち現在のWWWシステムのサーバやクライアントではデータ管理機能の不足から、一貫性の維持や、資源の名前空間の管理が困難であることなどのさまざまな問題点が生じている。我々はデータベースの研究の立場からマルチメディア分散情報システムとしてWWWシステムをとらえ、データベースシステムとWWWシステムの連携によりさらに強力なデータ管理機能を提供できるようにしていく必要があると考える。本稿では、データベースシステムの連携によるWWWサーバ機能の支援、データベースシステムの情報管理機能を利用したWWWサーバ構築支援システム、ネットワーク上の資源の所在をデータベースによって管理するディレクトリサーバの構築の3つのアプローチを中心に述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-07-18
著者
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