CVCV-WG特別報告 : コンピュータビジョンにおける技術評論と将来展望(II) : ビジョンにおける不変量とその応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ある幾何学的対象がある変換に従うとき,その対象を特徴づけるパラメタによって定義され,対象が従う変換に影響されない値をとる関数が不変量である.ビジョンの枠組では,対象が画像面に投影される変換(透視変換に対して,不変量を求めることに関心が寄せられる.こうした不変量は,物体認識をはじめとするコンピュータビジョンにおける多くの課題に有効な手段を提供するからである.本稿では,不変量に関する最近の研究成果を概観し,コンピュータビジョンにおける不変量の研究について今後の方向性を探る.まず,これまでに得られている不変量を紹介し,その幾何的導出,および,代数的導出を解説する.そして,不変量の応用例を示し,そこにおける特長と問題点について述べる.さらに,不変量を利用するに際して,その限界と今後の展望について述べるとともに,CVCV-WGで行われた議論を掲載する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-23
著者
関連論文
- Quan, L. : Invariants of Six Points and Projective Reconstruction from Three Uncalibrated Images, IEEE Trans. on PAMI, Vol.17, No.1, pp.34-46 (1995).
- CVCV-WG特別報告 : コンピュータビジョンにおける技術評論と将来展望(II) : ビジョンにおける不変量とその応用