高精細画像入力システムの開発と質感強調の検討

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概要

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古文書、布などを対象に高精細なデジタル画像を人力するためのシステムの開発を行っている。本システムでは、美術館、博物館などに所蔵される収蔵品の高精細なデジタル画像を取得して、デジタルコンテンッとして流通させることを目的としている。システムは高精細のデジタルカメラ、照明などからなる入力装置と制御用のPCがら構成される。本システムでは古文書など比較的平面的な対象を入力対象として、1000dpi以上の解像度で対象を分割人力することが可能である。また、古文書、布などをデジタル化して保存、展示する場合には、実物の持つ「質感」を画面、印刷物上でどのように再現するかが問題となる。「質感」の要素の一つとして、対象表面の微妙な凹凸による陰影があると考え、入力画像の質感の強調する手法の一つとして、光源の角度を変えて撮影した複数の画像から陰影の強調を行う手法について実験を行った。
一般社団法人情報処理学会の論文
1999-01-22

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