新聞は読者の要請にいつまで応えられるか
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概要
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新聞はかつての西側世界では,概ね客観的で公正なニュース報道と,言論の自由,民主主義の理念に基いた評論を二本柱としている.この評論のなかには,たとえば,政治(選挙),経済(景気),社会(事件の結末),さらに,スポーツの勝敗の結果予測なども含まれている.しかし,予測がよく外れることは周知の通りである.「天気予報」ではなくて「気象情報」と言い換えたところで,予測がはずれれば期待感を裏切られたことに変りはない.データが少ないのか.多過ぎて処理できないのか.読み誤っているのか.新聞そのものの未来にもまた的確な見通しは不可能のようだ.
- 1993-05-14