速度芸術時代のミュージアム
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概要
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本論においては、情報通信メディアがどのように「創造の場」を変容させようとしているか、という問題点について述べるともに、新しい芸術形式の出現とともに変容を迫られているミュージアムという空間のあり方について展望する。情報通信メディアを駆使した新しい「創造の場」としてのミュージアムは、それ自身が創造の主体となるのではなく、新たな芸術形式をうみだす共同作業を支援するメディアとして機能し、アート本来のカである世界観や価値観を新たに生じさせる機会をより多くの人々に提供していくようになっていくことが求められている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-07-11