パッケージシステムの分散環境への拡張
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概要
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ネットワーク上に分散した言語処理系間でRPC(Remote Procedure Call)を行う方法として,パッケージシステムを拡張した分散パッケージを提案する.従来,ネットワークアプリケーションの記述には他言語インタフェースによるプログラムインタフェースを記述しなければならず,アプリケーションプログラムの抽象性・保守性が低下していた.ネットワーク分散への対応は,Common Lispなどの処理系で備えているパッケージシステムに分散資源を指定する記法を追加することで実現した.さらに,論理型プログラミング言語Prologへの分散パッケージの適用について考察した.分散パッケージにより,ネットワークに依存したプログラミングインタフェースの記述を減らし,アプリケーションプログラムの記述性を向上させることが可能となる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-11-19