XMLデータベースの種別と活用法上の留意点および問合せ言語への要求について
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概要
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XMLベースの技術が、B2B,B2C、そして、基幹系(数値系)と情報系(文書・マルチメディア系)を融合し、出自の異なる異種の情報を統合してビジネスを自動化し、また広域情報提供、学術研究の枠組みを変えつつある。本論文ではまず、これらの応用の高度化の鍵を握るXMLデータベースの3種の基本構成、そして、各構成ごとの何種類かのXML文書の格納方式について論じる。さらに、これらの構成、方式から示唆される性能、計算資源利用効率上の各特徴に触れた後、管理機能や付加機能(例:別な構造のXML文書の形で取り出す)について論じる。特に重要な問い合わせ言語について、人間向けの標準XQueryと、機械向けの標準XQueryXに分化しつつある現状を紹介する。最後に、従来のRDB,ODBに欠落しているXML固有のデータモデルに起因する留意点を指摘し、今後求められるXMLデータベース・エンジンの進化の方向性や利用形態の変遷について私見を提示する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-07-26
著者
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