組み込みシステム向けJVMにおける実時間GCのスケジューリング<JAVA>
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概要
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Java仮想機械のGCを実時間化し,GCによるプログラムの中断時間を減少させる試みがなされている.しかし,PC等の高性能な機器と比較し処理能力が格段に劣る組み込みシステム上において,実時間GCはプログラム全体のパフォーマンスを著しく低下させてしまう.本論文は,実時間性を保ちつつ,パフォーマンスを維持するため,プログラムが許容するGCによる中断時間を基準とし,可能な限りGC作業を連続して行うスケジューリング方法を提案する.我々のスケジューリング方法を,組み込みシステム向けJVMに実装し,評価したところ最大70%程度のパフォーマンス向上が見られた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-02-27
著者
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井上 泰彰
三洋電機株式会社研究開発本部 デジタルシステム研究所
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竹内 悟
三洋電機株式会社デジタルシステム技術開発センター
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平沼 義直
三洋電機株式会社デジタルシステム研究所
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平沼 義直
三洋電機株式会社 デジタルシステム研究所
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井上 泰彰
三洋電機株式会社デジタルシステム技術開発センター
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